Aptina社の高解像度センサーでは、最新のCMOS技術であるA-Pix Technologyを採用しており、センサーの感度を飛躍的に引き上げています。これにより、ピクセルサイズは小さいながらも、非常に明るい画像を撮像することができます。
A-Pix Technology 第一の特長は、右図の通り、マイクロレンズとフォトダイオード(受光素子)の間に大きなライトガイドを設けている点です。その結果、中間の配線層で光子が散乱することを抑え、センサーの量子効率(QE)を引き上げることができます。さらに、クロストーク(光子が隣接ピクセルに漏れる現象)を最小限に防ぐことができます。
第二に、フォトダイオード(受光素子)についても、空乏層の深度を深くとる工夫がなされています。その結果、素子が保持できる最大光子量を増やしながら、隣り合うフォトダイオード間の独立性を保つ工夫がなされています。
右の画像は5M/10M/14Mに対して同じ視野、同じ光学系での撮像を行った結果を示しています。解像度の増加に伴い、より鮮明な画像が得られていることが確認できます。
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