計算方法をデバイス化してしまう、ハードウェアで処理してしまうのも手だとは思いますが、
ここはソフトウェアで高速のアルゴリズムを作るという方法を取っています。そうでないと、
デジタルカメラのように、どのメーカが作っても精度も値段もほとんど一緒ということになってしまう。
村上: そうですね、3次元入力デバイスでもその傾向はあると思います。
足立: 高速処理、あとは使いやすさ、という問題もあります。大きさと、ビジュアル化の方法が、これが正解なのかどうかがまだ不透明ですから。
村上: 簡単なマウス動作だけで完結できるようになったらすごいですね。
足立: ソフト・ハード一体型の弊社製品、VTV-9000では、3次元はみな、カメラと同じように、入力デバイスとして扱いとしたいと考えています。3次元を扱うことのできるソフトウェアはひとつで、入力デバイスとして3次元装置を使えるようになれば、と。カメラと同じように、結果としては3次元のデータが入って来るようになるけれど、ソフトウェアでの処理は同じように、というものです。そうなれば、光切断であろうと縞投影であろうと、使い勝手の面で変わることはないですから。こうした点が、開発の必要がないオールインワン製品の良さだと思っています。
村上: なるほど。三次元計測手法として、光切断、縞投影、タイムオブフライト(TOF)が有名ですけど、
その他にも・・・
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