足立: 足立:弊社は現在FA業界にいますけれど、画像技術をコアとして新しい価値を創造することを目標にしていますので、将来のビジョンとしては、FA業界だけに特化するのではなく、いろいろなものや業界にも進出していきたいと考えています。まあ、新年から突然、では医療分野に…とはいかないですけど。(笑)
村上: (笑)
足立: そういう時に、御社とできることがあれば一緒にやっていけたらと思っています。GigE Visionカメラを使わなかったところも、他の業界なら使うということもあると思いますし。精度の高い外観検査をちゃんとする、ということを今まで弊社では一貫してやってきましたけど、そうでないところもある。
村上: ありがとうございます。弊社でも、FA、半導体電子部品という世界でやってきていますけれど、3、4年前からは「工場の外へ」というかけ声でやっています。既に、たとえば医療の世界では数年前から大きな実績があり、GigE Visionカメラの技術は広い分野でお使いいただけるようになっています。
HALCONだと例えば、医療、小売店、物流、農業、この4つに焦点を合わせています。
医療系ですと、調剤薬局における薬品の認識=観察(正しく処方しているかどうか)であったり、小売店ではレジでのバーコードを貼れないような青果などの認識、物流だとハンドターミナルといった組み込み環境にHALCONをポーティングしてバーコード読み取りや文字認識ですとか、農業ですと苺を無人で製造できるような施設で画像処理を用いてピッキングしたり。
そういう多分野での展開にも力を入れてやっています。
足立: そういうときには、HALCONだけでなくうちのものも…。(笑)
村上: (笑)
御社の3次元システムにはとても興味があります。
弊社でも様々な3次元入力デバイスを取り込んで行きたいと思っています。
用途用途にあわせ、見ていただければと…。
足立: そうですね。先ほども申しましたように、カメラと同じような扱いで採用できたらと思います。
村上: 3次元の技術というのは、私たちも想像していなかったような用途があったりするもので、
FA以外のところへの展開を志す私たち自身でも驚いている、というのが正直なところです。
先程の駅のホームドアや搾乳機など、なるほどね、そんな使い方が、という。
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